香典案内所〜基礎知識から応用まで〜

2020年10月19日

生前に葬儀に関することを考えておく

今は終活を行う人が増えてきています。自分の葬儀は自分で考えたいということもありますし、もしもの時に呼んでほしい人のリストなども作成しておくことも可能となります。日本では基本的に仏教で葬儀を執り行うことが多いですが、菩提寺を持たない家庭も増えてきているので、いざという時に依頼をする寺院がなくて困ってしまうということもあります。

中には宗教に捉われずに棺にたくさんの花を入れてもらって出棺をするタイプのお別れを希望する人もいます。基本的には遺族の気持ちを整理するために行う儀式だと考えられていますが、それでも見送ってもらう本人が納得する形にしたいと考えることもあるでしょう。

流してもらう音楽の指定や棺に入れて欲しいものなどもリストに書いておくことによって、その希望を叶えることができます。自分自身で最期の儀式を検討しておくことによって、もしもの時の遺族の気持ちを穏やかにすることもできるかもしれません。

あまり気を使わせたくはないという気持ちを持っているのであれば、生前に決めることができることに関しては決めておくとよいでしょう。終活は遺言とはまた違ったものなのであまり深く考える必要もありません。気軽に考えることができます。