香典案内所〜基礎知識から応用まで〜

2021年03月05日

現代と昔の葬儀スタイルの比較に関すること

現代の日本は様々な価値観や個性が尊重される時代になっています。既成概念や固定概念が崩壊し、あらゆる文化や慣習、伝統にも新たな風が吹き込むようになっています。こうした流れは日本の葬儀にもみることができます。

日本の葬式というとかつては、大勢の親戚や知人、友人が参列し、祭壇も絢爛豪華でたくさんの花々が飾れ、棺も高級素材のものがみられました。霊柩車も宮型といわれる絢爛豪華なものであり、一目で近くで葬式が行われていることがわかりました。

しかし現代ではこうした盛大な葬式を行うことは少なくなっています。近隣への配慮から、できるだけ霊柩車とわからないような車を用いるようになっています。葬儀のスタイルも一般曹ではなく、家族葬や直葬などが好んで選択されるようになっています。

参列者は近親者のみに限られ、小さな会場でのお別れの会になっています。費用もリーズナブルで家族葬では30万円前後が相場であり、直葬に至っては15万円前後で執り行うことができます。このようにリーズナブルな葬儀は、遺族に余計な負担をかけることがなく、安心して成仏することができます。

また納骨方法も、散骨や樹木葬など墓のメンテナンスが必要ないものが人気となっています。